中瀬古和先生メモリアルコンサート いずみホール

ご声援ありがとうございました。
同志社女子大学音楽学会「頌啓会」と同志社グリークラブOBシンガーズとの
メモリアルコンサートを成功裏に終えることができました。

私個人としては、午前中のステージリハーサル後に
39度近くまでの突然の高熱に襲われました。
大阪コンソートの団員であるM医師が駆けつけてくださり、
解熱剤と抗生剤の点滴のおかげで、
本番15分前にようやく熱が下がったという状態。
一時はこのレクイエムは僕のため?とモーツアルトの
気分になったほどでした。

しかし演奏会では、練習を重ねてきた成果が十分に発揮された演奏となりました。
たくさんのお褒めのお言葉をいただきました。

◆素直に心に沁みて、体も心も日常の緊張感や欲望から解き放たれて、幸せな空間に体を浮かべているような、素晴らしい音楽、音楽会でした。コーラスは、伸びやかな声でありながら とても知的にコントロールされて歌われており、富岡先生の創られていく音楽に寄り添って息づき、華美にならず無駄のない自然な音楽の流れとなり、ホールに響き客席を包み込んでいました。ホールのパイプオルガンが響くと、オルガンの音のように流れていくコーラスの声が一層輝きを増し、ただただ魂がその音楽に引きこまれ、いつしか祈りの中に身をおいていました。素直に心に沁みた、というのはそういう状態でした。 (K.Ai様)

◆中瀬古先生の難曲もフォーレも富岡カラーの良く出たいい演奏でした。特にフォーレはDOBSのみんなと同女の皆様を見事にまとめて、聴き応えのあるレクイエムでした。たっぷりとゆったりとした富岡テヌート音楽は私の大好きなスタイルです。 (H.Ta様)

◆初めて中瀬古作品を聴いて、こんなイメージが出来上がりました。ステージ上に揺るぎもしない信仰の深く根を張った大木があるが如きでした。音楽の中に意思の大きさみたいなものを感じました。フォーレでの室内楽編成のオケが合唱とバランスが良く双方が寄り添って良い味になって居たと感じました。金管がフォルテで歌いだす所も背筋を伸ばし胸を張って「さぁやってこい」と音を引きだされる所など魅力的でした。 (K.Ha様)

◆すばらしいレクイエムでした。アマチュア合唱を聞くとき、何とはなしにあら捜しをしてしまうイヤな奴が自分の中に居て、それがまた自己嫌悪のもとなのですが、今日はその余裕(?)すらありませんでした。益々のご名演を、と祈るや切なるものがあります。 (S.Wa様)

◆素敵な演奏会でした。女性コーラスが綺麗‼年齢層が高い(?)わりに声に透明感があり、さすが同女OG!か。久しぶりにみるケンさんの指揮も後ろ姿に、初老の悲哀がタップリでした〜(ウソ‼冗談です。まだまだ色気タップリの後ろ姿でした!) (K.Ra様)

◆健先生の棒のおかげで素敵なステージになりまして心から感謝です。フォーレを客席で聴いた学生達が大変感動し、興奮していました。またまた 健ワールドにはまった乙女が増えました。聴いてくれた同級生達も、いたく感激し健先生が振ってくださったことに、感謝しています。体調不良など微塵も感じさせない熱棒にただただ感服しています。 (K.I様)

お互いに若いころからオペラの分野でご一緒したことのある
soloを務めてくださった井上敏典さんや井原秀人さんとの再会もうれしいことでした。

素晴らしい機会をお与えくださった「頌啓会」の役員のみなさま、
何度となく練習場にお出ましくださった今城先生、
下稽古をしてくださった貞方さん、長島さん、
コンサートミストレスとして支えてくださった大江のぞみさん、
オルガンでご活躍くださった高橋さん、
Hrnパートでご尽力くださった同女の小山先生、
そしてコーラス、オーケストラの皆様お一人お一人の
お支えに心から感謝申します。

そしてOne Purpus Doshisha thy nameのもと馳せ参じてくれた
DOBSのご協力に感謝です。
次の私の音楽会はOne Purpus Doshishaの作詞者ヴォーリズ氏が設立された
近江兄弟社学園での滋賀男声合唱団の演奏会。
不思議な導きと縁を心に覚えます。