ピアチェール女声合唱団リサイタル(作成中)

7月8日(日)河内長野ラブリーホールでリサイタルが行われました。
20人という少人数ながら大ホールでの開催でしたが、多くのお客さまに恵まれました。
金子みすずの世界を、
歌と日本の原風景とも言える里山の画像をステージいっぱいに
映し出す演出は好評を得ました。

滋賀男声合唱団のA様から感想文をいただきました。

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プログラムを拝見すると、先生の紹介の後に「構成」と書かれており、
期待がふくらみ、そして嬉しくなりました。
1.ステージの「みすずこのみち」の演奏が始まって、
先ずはいかにもきれいに揃った女声合唱らしいソプラノの音色が素晴らしいと思いました。
女声合唱の定番となったみすずシリーズですが、
今を生きるお母さん達の琴線に触れるからでしょうか、
加えて情感豊かな富岡サウンドは目をつぶると、
山口県生まれの金子みすずさんではない雰囲気から、
私は大好きな信州を思わせる良い演奏だったと思います。
「このみち」ⅠとⅡはとてもきれいな旋律で、心が洗われるような清々しい演奏で、
改めて、作曲された鈴木先生のセンスの良さを感じました。
ステージのスクリーンには歌詞にふさわしい情景が次々と映し出され、
目と耳の両方で演奏を楽しめました。
 
2.「北の国」からは、今ときめいている松下耕の編曲で、
さだまさしの作品がまるでクラシック音楽のように聞こえる所もあり、一際柔らかくなった皆さんの表情と相まって、
会場は益々良い雰囲気に変わっていったようでした。

休憩を挟んでの、3.“Memorial Songs”では、
このステージそのものがHappy Talkだったですね。
“Jazz Missa”は、ミサをジャズ風に楽しく演奏する狙いの作品だったと思いますが、
少し生真面目に演奏されたようでしたがそれもご愛敬でしょう。
 このステージで、聴衆の方は 出演のみなさんの知己の方が多いからでしょうか、
柔らかいほんわかムードは何とも表現のしようのない良い雰囲気でした。

4.Gershwin曲集は、これぞ洒落たご婦人方の合唱団の本領発揮ステージでした。
動きには正直ややぎこちなさがありましたが、
皆さんの精一杯のご努力に頬が緩みつつ、楽しく聴かせて頂きました。

 アンコールのお馴染み定番作品「小さな幸せ」を心の中で一緒に歌いつつ、
富岡先生という共通の師を仲立ちとして、
次々と広がってきた合唱団交流の輪が更に更に大きく、
厚く、高くなることを切に願いながら、河内長野を後に致しました。
 
南海電車の車中では、プログラムを広げ一つ一つのステージをもう一度思い出しつつ、
「富岡音楽の楽しさ」の余韻を味わいました。
長い一日でしたが、素晴らしい一日でもありました。
先生始め、横山様や皆さんのご努力に深く感謝申し上げます。