コーラスふじの花リサイタル(作成中)

7月22日(日)京都コンサートホール小ホールでふじの花のリサイタルが行われました。
5月の合唱祭で全日本大会の京都府代表のに推挙されたこともあって、入場整理券は完売。
役員さんたちは当日の入場者数が定員をオーバーすることを心配するほどでした。
結果は奇跡的に定員キチキチでした。
仏教賛歌から企画ステージも、お楽しみいただけたようです。

滋賀男声のA様がレポートを寄せてくださいました。
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厳しくも長い一日だったとは思いますが、聴く側の我々にとっては
心温まる素晴らしい一日でした。
私の音楽のお師匠である「伊吹新一先生」の言葉で、
演奏会が終わってホールから出てこられるお客様の顔が演奏の結果を物語っていると
常々言っておられたことを思い出しました。
昨日のホール出口では、お客様の顔が何と晴れやかで穏やかな表情だったことでしょう。
演奏の全てに於いて、
無理のない優しい母親の懐に包まれたような自然さが、特に印象に残りました。
 前回の私の感想で、ふじの花さんを「京都の奥座敷から来られたご婦人方の合唱団」と
表現したように思うのですが、今回改めてその形容は間違いないと思いました。
 自然に備わっているような皆さんの気品ある雰囲気は、
ふじの花独特の最大の優れた持ち味ですね。
音楽の醍醐味は、演奏側と聴く側共に楽しさを共有することという
富岡先生の思いがふじの花さんの演奏から素直に伝わって参りました。


そのシンボル的ステージが第ⅢのYesterday onece moreだったですね。
企画ものには違いありませんが、動きも選曲も単なる懐メロステージではなく、
何か今の自分たちに元気を頂けたような受け止め方が出来ました。
ソプラノの素直な可愛らしい発声がピッタリとツボにはまっておりましたね。
仏教讃歌は久々に聴きましたが、ミサやレクイエムも結構ですが、
私には故郷に帰ったような懐かしと温かさを感じました。
この作品群には子供の時から浸っている自然さがありますね。
又、ふじの花の持ち味にもきっちりと合っているからでしょう。

Ⅱステージはお馴染みの鈴木先生もの。
仏教讃歌とは違う抑揚のある感情の表現が心に浸みました。
 
そして、最後のイギリス童謡集は八幡文化センターの再来!
八幡の演奏が非常に印象深かったので、演奏作品が増えた故でしょうか、
やや全体としては印象が浅くなりましたが、
富岡先生の「合唱団の個性に合った」選曲の巧みさを感じました。
これぞふじの花そのものでしたね。
一人一人が輝いて音楽を楽しむお母さんコーラスの原点の姿が
昨日の演奏会だったと思います。

8月の全国大会では、誇りある我が京都の代表として、自分のペースを守りつつ、
「淡々とそして堂々と」演奏をして来て下さい。
 ありがとうございました。