3年ぶりの各地合唱祭、コロナ禍を乗り越えた!!

 京都、兵庫、滋賀と連続した府県合唱連盟主催の合唱祭でしたが、今日6月25日の大阪大会がその最後となりました。
  思い返すこと3年前。突然コロナウイルスの猛威が世界中に広がり、三密は避けろと、音楽活動はすべてキャンセル。実行委員の一人として準備し、開催を楽しみしていた世界的な合唱フェスティバル「Sing For Peace」もあえなく中止。それを皮切りに先の見えない暗闇の暗黒状態が続いた。つらかった。
 私がかろうじて生き延びることができたのは各合唱団のおかげ。それぞれの合唱団はZOOMのリモートレッスン、団を分割しての対面練習、オンライン合唱の制作と工夫を凝らし、この難局と対峙してくださった。
 3年ぶりのステージ。私はこころから感謝を込めて各地の合唱祭の指揮に臨みました。
☆京都では94歳の団長率いるフラワーコーラスは京都府代表に選ばれ、東京の昭和女子大人見講堂での全国大会に。
☆ふじの花は千原英喜さんの難曲に真正面から取り組み、緻密に、そしてドラマチックに歌い上げて優秀賞。
☆兵庫大会では団員8人のコールカナリーの統一された声色とアンサンブルが称賛された。
☆滋賀男声合唱団は上田真樹さんと拙作の日本初演の3曲を披露し、深い音楽表現が高く評価されて合唱祭賞
☆大阪コンソートは団員のピュアーかつ自発的な音楽づくりが結実。その手ごたえと15年連続出場の表彰を喜びました。

 3年前の失意の時を思うと、なんと喜びに満ちた3週間だったことか!!!。
 
 
でも困ったことが一つ。どの団体も10分に満たない演奏時間なのに、わが体力はへとへと。3年前はシンフォニーやオペラを振っていたのに・・・・。この間に確実に体力が衰えてしまった。真剣に筋力回復を図らなければと思い知ったことでした。