NHKラジオ「武内陶子のごごカフェ」を聴いていて・・。

私が指導する河内長野の合唱団にシンクロナイズドスイミングの井村コーチを「おい、井村」と呼び捨てにできる団員がいらっしゃいます。 コーチとは先輩後輩の関係です。
 
9月末、車の中でラジオを流していると、大阪で個人経営の本屋さんを経営する二村知子さんをゲストに迎えて、NHKアナウンサーの武内陶子さんとの対談を耳にしました。
  
ネット販売がもてはやされる本屋さん業界にあって、個人経営の小規模な書店運営の窮状を訴えておられました。そしてユニークな企画で読者と本との出会いを色々と展開されているとのことでした。
 
その二村さん、お父さんからこの仕事を引き継ぐまでは、井村コーチ率いるシンクロナイズドスイミングの日本代表メンバーとして、厳しい練習に耐えていたとのこと。その彼女が人生の苦しみにあった時、星野富弘の著作「深き淵より」に救われたという告白を耳にして、とても近い人に感じたのでした。
 
いくつかの合唱団で星野富弘さんの作品を、曲間にナレーションを挿入して、「詩画集」ならぬ「詩音集」として構成し発表しててきた私には、あたかも同士に会ったような気持ちになりました。

合唱をしていると星野富弘や金子みすゞらの詩と何気に出会います。何気にミサ曲に触れ、ベートーヴェンにも出会う。。。。古今東西の知の宝庫に「何気に」触れている環境って、とてもすごいことだといまさらながら気づかされます。
 
近いうちに「詩音集」を持って谷町6丁目の彼女の隆祥館書店を訪ねようと思います。何しろ月に2回指揮法のレッスンを行っている玉造の音楽院と同じ長堀通りなのですから。

隆祥館書店のHPはこちらです。
https://atta2.weblogs.jp/ryushokan/
NHK「読むらじる」でのインタビューの文字興しは
https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/article/gogocafe/n6aQ27QOaL.html