【山崎の名水とモリアオガエルの卵】
サントリーの広報誌にこのような記事を目にしました。
「毎年6月から7月頃にかけて山崎蒸溜所の裏庭の池周辺で目にすることができる「モリアオガエル」の卵です。白い泡のように見えますが、中には数百個の卵が入っているんですよ。一部の地域では天然記念物にも指定されているモリアオガエルは、水のきれいな場所に生息していると言われており、繁殖期には水面にせり出した木の枝や草などに産卵します。白い泡で覆われた卵は乾燥から守られながら1週間ほどでふ化し、雨などで泡が崩れることでオタマジャクシは水面へと落下していきます。良質な水に恵まれた山崎の自然環境は、モリアオガエルにとって居心地のよい場所なのかもしれませんね。無事にふ化するまで見守りたいと思います。」
で、今年も拙宅の庭続きの貯水池に一個だけ産卵に。(数年前までは10個近くあったのですが)。そこで、ふ化されたオタマジャクシを育てみることにしました。北海道のサケのように帰巣本能があれば来年戻ってくるかもしれないとの思いです。
貯水池(間口5間・奥行2間)には誰かが無責任に放った金魚すくいの金魚が巨大化し、おしぼりのサイズまで成長してます。まずは産み落とされたオタマジャクシが金魚の餌食にならないようにしてあげなければなりません。金魚はこれからのボウフラを食べてくれる働きのためにも重要です。
そこで、発砲スチロール箱をくりぬき、洗濯ネットをかぶせて「いけす」を作り、それを突っ張り棒で卵の下に置いてやりました。
数日後、50匹ほどのオタマジャクシがいけすに!!! 室内での観察用に100円ショップで金魚鉢を買い求めました。それをいけすに突っ込んですくい取り部屋に持ち込んだのですが、その下敷きマットに家内は真っ白な「五線紙」をおいたのです。(このあたりが家内の抜群のユーモアセンスです。)すると、なんと偶然、メダカの数は13匹。一オクターブの全ての音の数と同じだったのです。
ペットショップでの「メダカの餌がいいかも」、とのアドヴァイスを得て購入。毎朝、いけすを引き寄せてお食事のお世話が日課になってしまいました。
貯水池の水も少しでも新鮮にしてやろうと、雨の日は河童に身を包み傘をさして排水口の開閉を微調整。何しろ防火水槽をの役目があるので、水量や水位には慎重にならざるを得ないのです。
(7月2日)
新型コロナの自粛生活のおかげで、小さな命と向かい合えてます。
ところで、どなたかオタマジャクシもらってくれませんか?! このままだと大量のモリアオガエルに悩まされそうです。
追記
7月9日
いけすのお世話をしていたら、長靴に引っ付いて、この子が挨拶に来てくれましした。体調は2㎝ばかり。鮮やかな緑色でした。私がお世話している子たちのお兄さんかしら?
これがモリアオガエルか、どうか、お教えください。