多くの苦難の中での演奏会でしたが、
それこそ演奏レベルは恥ずかしくないものとなったことを喜んでいます。
ご参集くださった合唱団、ソリスト、オーケストラ、
そして聴衆の皆様の「善意」にはお応えしなければならない・・・・。
そんな思いの中、指揮者としての責務を果たすことができました。
ありがとうございました。
演奏会前日の奈良フィルと合唱の最終練習のあと、
それこそ青年期から一度は訪れたいと願っていた
聖公会奈良基督教会の夕拝に出席することができました。
近鉄奈良付近を散策するたびに商店街の中にある
お寺のような教会が気になってしかたなかったのですが、
最近になって宗教音楽の研究をネットで求めているうちに、
この教会の井田泉司祭が素晴らしい多くの解説文
を発表されていることを知ったのです。
夕拝前には出席者のために聖歌の練習が井田泉司祭によって行われました。
そして礼拝が始まると司祭はパイプオルガンとチェロの横で
リコーダー奏者となり素晴らしい三重奏で聖歌を導いてくださいました。
メサイアでの晴れない気持ちも
「メサイアを指揮できる恵み」に心変わりしていました。
聖堂の横には東方の3博士のイルミネーションが、
商店街に面した出入り口には、大きなクリスマスツリーが
クリスマスをお祝いしていました。