滋賀男声の勉強をしていたら・・・シナトラと出会った!!

2月21日の滋賀男声のリサイタルのためのお勉強をしていました。
チャイコフスキー作曲の歌曲「ただ憧れを知る者だけが」を
調べているうちに、この曲をフランクシナトラが3回も
録音していることを知りました。
下のyoutubeはそのうちの1945年盤のものです。
彼の渋くてさみしい表現は、鑑賞に値します。
悲愴の最終楽章のイントロもしゃれています。
お楽しみください。

 

None but the lonely heart
Can know my sadness
Alone and parted
Far from joy and gladness
Heaven’s boundless arch I see

Spread about above me
O what a distance dear to one
Who loves me
None but the lonely heart
Can know my sadness

My senses fail
A burning fire
Devours me
None but the lonely heart
Can know my sadness

どれも、孤独の心
私の悲しみを知ることができます。
一人さびしく
遠くからの喜び
天国の果てしないアーチを私は見る。
私の魂から離れ
親愛な方はどんなに遠くにいるのでしょう
誰が私を愛してください。
どれも、孤独の心
私の悲しみを知ることができます。

私の感覚は朽ち。
燃える火
私を食い尽くす
どれも、孤独の心
私の悲しみを知ることができます。

(この訳については全く無責任です。富岡)

 

 

Nur wer die Sehnsucht   kennt,
唯一    熱望・憧れ   知っている
Weiß,      was ich leide!
わかってください     苦しむ

   ただ憧れを知る者だけが
わたしの苦しみをわかってくれるのです

Allein und abgetrennt von  aller Freude,
一人で      切り離される     すべての
Seh’ ich ans Firmament nach jener Seite.
天空     その 方向に そばで

   あらゆる喜び、幸せから隔てられ
私ははるか遠くの青い空を見つめています

Ach! der mich liebt und kennt,
愛す   知っている
Ist in der Weite.
遠い

   ああ! 私を愛し、わかってくれる人は
どこかわからない遠い所にいる

Es schwindelt mir,es brennt
ふらふらする      火傷
Mein Eingeweide.
深い想い

   そう思うと私は気が遠くなり
胸をかきむしられるのです