京都府合唱祭 初日(6月1日)の記録

8時45分 京都コンサートホールに理事・役員が集合 朝礼。
9時50分 初めて電動自転車を借りる。好都合なことにコンサートホールから徒歩1分の府立大学前にレンタサイクルのポートがあったのです。何しろ今日一日でお借りした練習場のノートルダム女子大学音楽室とコンサートホールを3往復しなければなりません。

10時20分 イーストミンスター・リユニオン ノートルダム女子大 練習
12時28分 イーストミンスター・リユニオン本番

高校生だったころ、交歓会で知り合った女子高コーラス部に呼び掛けて混声合唱団イーストミンスターを結成し、その年のうちに合唱祭に参加しました。私のアメリカ留学を機に合唱団は解散。その後、懇親会は続くのですが、「会食よりも歌おう、我々は音楽仲間の集まりなのだから」との声が上がり、今回の出演となりました。音楽大学で声楽を学んだメンバーは合唱モードに苦労したり、遠く仙台からも練習に通ってくれたり、中田喜直作品は音程が難しいと叫ぶ男声いたり、たのしい数回の練習でした。演奏を聴いてくださった方からは「女声が透明で、予想以上の素晴らしいアンサンブルだった」との声が寄せられました。みんなとの集合写真も撮れず、喜びを共有することなく次の団体の練習に行かなければならなかったことは、残念の極みです。

閑話休題・・・本番直前に私のステージコートが行方不明、本部控室も探し回り、役員の皆さんも大騒ぎに・・・。仕方なしに普段着のまま指揮台に上がりました。終演後見つかりました、私の車のハンガーにつらされていたのでした。申し訳ないことでした。

12時50分 同志社リーダークランツOB会 ノートルダム女子大 練習
14時25分 同志社リーダークランツOB会 本番


久しぶりの多田武彦作品。伊藤整の詩情は愉快でした。「会えぬとわかっていても、長い時間かかって思いを寄せる女の子の家の前を通り過ぎる」「お前は馬鹿だな、っと一人微笑む」、男声合唱でしか表現できない心情を演奏にと臨みました。リーダークランツOB会には直前のリハーサル、それも東京からも新潟からもメンバーが駆けつけていたにもかかわらず、私の体調不良でキャンセルしてしまいました。本当に申し訳ないことでした。それゆえに、ダム女での30分の練習は見事な集中力で臨んでくださったリークラOB会に心から感謝です。

15時 Consort Ars Nova  ノートルダム女子大にて練習
17時30分 京都コンサートホール シングスポットにて演奏
19時2分 京都コンサートホール 演奏

この写真の並び方の美しさだけで私は大満足です。初めての京都コンサートホールぶっつけ本番。合唱初心者が多い団体が、こんなに堂々とした姿で京都デビューを果たしてくれました。京都府合唱連盟にお世話になる理由もメンバーはこのステージ立って理解してくれたようです。指揮しながらみんなの顔をしっかり見ました。みんな怖けるどころか表現者のお顔になっていることにビックリ。本番にお寄せいただいた感想は「Agnus Deiのテノールの第一声でコンサートホールの空気が一変しました。」「まるで聖堂にいるのかと思わせるほど深い味わいで、センセーショナルな京都デビューでした。」とのコメントをいただきました。ばんざーい。

京都府合唱連盟のみなさま、初出場のConsort Ars Novaのメンバーに温かいお声がけをありがとうございました。おかげさまで気持ちのいい2日間を過ごさせていただきました。


京都コンサートホールの一階エントランスに合唱団の情報発信の場が設けられました。Consort Ars Novaも下記のポスターで参加させてもらいました。